あびこ観音先日、あびこ観音さんの『朝のお勤め』に行ってきました。山門を入ると観音像が見えてきます。 大日堂、福聚地蔵尊、油之不動尊、金辰殿をお参りします。 本堂の裏手にはミニ西国33観音巡りが設置されています。 そして、本堂に入りました。 さて、午前6時半になると、ホラ貝が鳴り響きました。 お坊さんと一緒に、観音経、般若心経、などを読みました。 一時間弱の心の清まる時間でした。 本堂に入る前は真っ暗だったのに、空は明るくなってきていました。 あびこ観音さんは国で最古の観世音菩薩の寺院です。 昔、この地に住んでいた依網吾彦(よさみのあびこ)という当時勢力を持っていた一族が、百済の聖明王から身の丈一寸八分(約8cm )の小さな観音像を贈られ、欽明天皇7年(546)に創建したのだそうです。 その小さな観音様はここあびこ観音の秘仏となって大事に守られれています。 一年に一度だけ、御開帳があって見せていただくことが出来ます。 それが、来月2月1日です。 もし、興味のある方は是非いらして見て下さい。 その観音様は、大変祈りが通じやすいのだそうです。 後に、聖徳太子がこの地に赴いた時に観音菩薩のお告げを受け、りっぱなお寺を建てるように命じ、「吾彦山観音寺」が建てられたと伝えられています。 その後家康がお寺を立派に建て直し、江戸時代には境内に36の支院があったといわれ隆盛をきわめたのですが、明治14年の火災で多くの寺宝と共に焼失して、明治23年に再建され現在に至っています。 毎年2月3日の 「節分厄除大法会」には「聖観音」が開帳され 、年越しの大法会も盛大にとり行われます。 境内の油之不動孫では節分の日は大変な賑わいだそうです。 もうすぐ節分ですね。 お近くの方はいらして見られてはいかがでしょうか。 『朝のお勤め』は、私にとって初めての経験でした。 お坊さんのお経を読む声が心に沁みとおりました。 お線香の香りが、心を清めてくれました。 私はどちらかといえば、神社派であまりお寺のことはよく知らないのですが、こうやって連れてきてもらって、観音様に手を合わせると何もかも忘れて静かな心になりますね。 やっぱり日本人なんだな~って思いました。 なんだかとっても心が穏やかになったような気がしました。 |